中央モンゴルの広々とした平静の美しさと砂丘や岩山を含む様々な風景の多様性が混合します。
オルホン渓谷は、モンゴルの首都ウランバートルの西方約360 kmに在るモンゴル中央部のオルホン川両岸に広がっている渓谷です。その渓谷の文化的景観は、2000年以上に渡って培われてきた遊牧民の伝統を例証するものとして、ユネスコの世界遺産に登録されました。
何世紀にも渡って、オルホン渓谷はステップの王者の座所と見なされてきました。歴史にその名が登場するのは、8世紀の突厥のビルゲ・カガンによってこの渓谷に立てられた『オルホン碑文』です。渓谷をつくる山々はテングリ崇拝における世界の枢軸として神聖視されていましたが、わけてもウテュケン山は特別視されていました。オルホン渓谷には、オルホン碑文、カル・バルガス遺跡
、チンギス・ハーンの首都カラコルムの遺跡、エルデネ・ゾー僧院などが残されています。
この地域付近では、ブルドにのみ砂丘があります。 きめの細かい砂の砂丘は風により美しい風紋が描かれています。 地元では、エルスン・タサルハイ(砂の飛び地)と呼ばれ、草原と砂丘の美しいコントラストも旅の風景として人気です。
フグヌハーン山は1997年から国立特別保護地である。ブルガン県のグルバンブラグ村のフグヌハーン山は、海抜1962メートルです。フグヌハーン山に鹿、イノシシ、オオカミ、ノロジカなどの動物、樺、カラマツの森林があります。 ウランバートルから西へ280キロ、ブルドの近くにあるこのキャンプは青い空と白い雲がとても眩しく、後ろに聳えるフグヌハーン山以外に周りには何もないとても静かな環境にあります。本当の遊牧民ホームステイはここです。タイ草原で乗馬も可能。フグヌハーン山には二つの仏教寺院があります。
世界遺産「オルホン渓谷の文化的遺産」の見所の一つであるホショーツァイダム博物館はハラホリンの北東約40km、オルホン川東岸にあり、8世紀の第二突厥王国のビルゲ・ハーンとキョルテギンの霊廟が営まれた中間地点に建設され、オルホン碑文ともよばれる有名なビルゲ・ハーン碑文、キョルテギン碑文の実物を中心とした資料を展示している。ホショーツァイダム博物館。2000~03年のモンゴル・トルコの共同発掘調査に基づいて博物館が建設されました。博物館内にはキョルテギン碑とその兄ビルゲ・ハーンの碑の実物が展示してある。
ブルドから西へ車で約2-3時間、静かな場所にバイカル湖に注ぐオルホン川が流れています。なかでも「オルホン赤滝」は、幅10m、高さ約24mと日本人の目には小さいのですが、ここ草原の地では珍しい風景となっています。ウブルハンガイ県、モンゴル・アルハンガイ山脈より流れるオルホン河の上流にオルホンの滝があります。
オルホン滝を赤い流れと呼びます。20.000ぐらい年間前、火山の噴火活動によってつくられた滝です。世界遺産を構成する一部となっています。水量が豊富な時期は、滝の勢いを含め、美しい景色が広がります。水量が少ない時は、滝が姿を消してしまうこともあります。 自然のままの滝の姿は、そのまま地球の姿ともいえます。
トッフン寺は、モンゴル国アルハンガイ県バトゥルジート村から東北へ約20km、トッフンシ レット山の山頂にあるトゥブフン寺 世界文化遺産に登録された寺院です。ウランバートルから西方へ450km、ザナバザル自らが使用していた、馬紐や足跡、日光浴用の腰掛けを見学することができる他、自然が作り上げた独特のエヒーンウマイ(母体)と
呼ばれる岩山があり、岩の隙間を潜って見る事も出来る。モンゴル人にとってこの地は、神の国ガンダーラーと同等の意味合いを持ち、尊重し、守り続けてきた。高山植物視察、動植物研究に適した場所で、僧院へは登山口から馬に乗って向かいます。
ウランバートルから西へ陸路約11時間のアルハンガイ県都。さらに奥には天然温泉があります。オゴダイハーンの隠し湯とよばれ草原の中の露天風呂。世界100温泉にも選ばれています。
その源泉は86℃もあり、豊富な湯量を誇る源泉かけ流しの天然草原温泉です。世界温泉100選にも選ばれるほど。 温泉好きの方には押さえておきたい中央モンゴル観光地の一つです。
ウランバートルから車で8時間かかります。宿泊施設は観光客用のゲルが集まっています。モンゴルの美しい林山や大草原を眺めながら、温泉にゆったりとくつろぐことができる打ってつけの場所です。
ツェンケル温泉からウギー湖まで約120キロ。アルハンガイ県ウギー村に位置する。170種の鳥、約20種の魚が生息しているウギー湖。
テルヒーン・ツァガーン湖(大白湖)はウランバートル市から590キロメートル西にあるアルハンガイ県のテルヒーン・ツァガーン湖国立公園に位置しています。
モンゴル中央部にあるホルギーン・トゴー」(隠れ釜) 死火山。アルハンガイ県の村タリヤトの近郊、ソマン川の北側に位置する。この火山の溶岩は、数千年前に湖に向けて流れ出し、湖畔を覆ってさらに湖水に流れこみ今も湖面に頭をだしています。直径200メートル、深さ100メートルの噴火口が見られ、周囲には溶岩原が広がっている。ホルギーントゴー(標高2,240m)。この死火山は1965年に自然保護地区に指定されました。火山の周辺は溶岩泡で固められできた面白い風景のエリアになっています。そこまで山を登るときも目の前に絶景が広がります。
「タイハル」という名前はモンゴルの神話から来ています。神話ではこの岩が自ら形成されていないと言われています。この岩は県都ツェツェレレグ市から西22キロメートル行った所、幹線道路沿いに、何もない草原のど真ん中に立っています。岩の周りには同じようなものが一つもなく、幹線道路からはすぐに見えます。タイハル岩には突厥時代にさかのぼる碑文が描かれています。
タイハル岩。高さは約26m。6000年頃から、シンボルや動物が刻まれている。文字もチベット文字、古モンゴル文字、契丹文字、ウイグル文字、満州文字、漢字、ルーン文字が刻まれ、年代的にも突厥時代からの歴史的人物が言及されている。
ウンドゥルシレットは、ウランバートルの南西200km、カラコルムとの中間地点に位置し、大草原を流れるトゥーラ川のほとりにある最高のロケーションを誇るキャンプ場です。
その美しさは、椎名誠監督の映画「白い馬」や、クボタのCMの撮影地に選ばれたことからも明らかです。このキャンプ場はウンドゥルシレット村から特別の許可を得たキャンプ場ですので、周りに他のキャンプ場はひとつもありません。他の施設や町の明かり、電線もないため、満天の星を見るのにも最適!
熱気球フライト モンゴル草原を吹き抜ける風になって、感動の360度大パノラマをお楽しみください。乗馬体験も可能です。
まわりは、見渡す限りの草原で、とても広くて静かなところ。首都ウランバートルから近いわりに、それを全く感じさせません。ここはウランバートルの南、
夜空の星はこれまで経験したことがない程の素晴らしさ。ゲルのそばには何も光がないので、漆喰の空一面に星です。厳密に保護された国立公園をハイキングしながら通り抜け、マンズシル寺院の跡を探検する事が可能です。